牽引を行うトラクターは、農作業に欠かせない農業機械の1つです。トラクター自体の役割は牽引で、農業とは直接関係ありませんが、作業機を牽引することで様々な作業を実現できます。無人トラクターは、名前の通り無人走行が可能なトラクターで、今後の活用が期待されている農業機械です。

現在のところ、専用のタブレットとセットで使用するのが一般的で、タブレットで登録したエリアを走行させることができます。既存のトラクターと無人トラクターの併用も可能で、農作業の効率化を進める上で役立ってくれるでしょう。ドローンは遠隔操作や自動操縦で飛行可能な機体で、映像の撮影、配送など様々な場面での活躍が期待されています。

農業用ドローンは、農薬や肥料の散布に特化しているドローンで、一般的なドローンと比べるとやや大きめです。散布するものを入れるためのタンクが備えられており、プロペラも大きめに作られています。もっとも、ドローンを飛行させるためには基本的に申請が必要なため、農業用ドローンを購入後すぐに散布を行えるわけではありません。

無人トラクターも農業用ドローンも、農業のIT化ことスマート農業を取り入れる上で役立ってくれますが、IT技術がないと扱えないというものではありません。しかし、本格的に農業のIT化を推し進めるのであれば、エンジニアの力を借りる必要があります。IoTエンジニアなどの専門家の力を借りないといけない場面は必ず出てくるので、エンジニアと連携してIT化を進めるのが確実です。